チームブレイブを支援する宮古島の会

その時は、日本のトップのチームにも関わらず、余り
にも気さくに取材に応じて頂いたので、驚いたのが印象に残っています。八尾監督は
私に対して「怖い」と感じたようですが、緊張すると私の顔がこわばるのでそう言う印　
象を与えたのでしょう。ちなみに私は怖い人間ではありませんよ。
それ以来、冬毎に１～３回もの宮古島合宿をチームは実施するようになりました。
それに伴い、宮古島での挨拶回りや練習場所確保等のコーディネートも手伝うようになり、
チームとの繋がりが深まりました。アテネオリンピックからは実戦練習と称した本番を想定した
練習を行うため、チームケンズや日本食研、トヨタ車体と言った他のチームも合同で練習する機会もあり、
練習に必要な機材設営などを手伝うようになりました。
特に印象に残っているのは、‘０４年の夏に実施したナショナルチームの合宿でした。
田山寛豪、西内洋行の２選手を自分のチームからオリンピックに送り込んだ八尾監督
はナショナルチームの男子コーチとして合宿に参加し、日本の代表としてオリンピック
での戦いに挑みました。世界に挑む姿を見て私も微力ながら宮古島でその手伝いを
したいと強く思うようになりました。
　このような実績のある素晴らしいチームが廃部になった事はとても残念であり、
日本のトライアスロン界にとっても大きなマイナスです。北京オリンピックに田山選手が
代表決定したにも関わらず、チームが困難な状況にある事は憂慮すべき事態です。幸い
宮古島でのチームを支援する動きを助けて下さる方も増えて来ています。
この事がチームブレイブが宮古島で愛されている事の何よりの表われだと思います。

チームブレイブを支援する宮古島の会　代表　木多伸行