八尾彰一氏より

Brave

2008年09月02日 10:14

チームブレイブ監督の八尾彰一氏より
当ブログへコメントを頂きました。
記事として掲載させて頂きます。
以下、八尾氏よりメッセージです。
(写真は燃!トライアスロン宮古島からの転載)


御支援いただきました皆様へ
廃部に伴い多大なご支援に感謝しております。
また、日頃から私達チームブレイブの活動に
格別のご高配を頂き心から嬉しく思っております。
北京オリンピクでは
田山が48位とアテネよりも順位を下げてしまい
皆様の期待にお応え出来ず、
心から反省すると同時に、悔しいおもいでいっぱいになりました。

 
田山は、アテネオリンピック以降、苦手種目や弱点を克服する為に海外合宿やワールドカップ転戦などを経験し、肉体的・身体的には著しく成長した事が認められます。その事は、昨年のワールドカップ・エイラート大会での優勝で実証されました。 オリンピックまでの練習においては、宮古島でのメンタル強化や走り込みなどで、心・技・体が成長する姿をムーの皆さんや木多さん、浦崎さんに見ていただき、宮古テレビで紹介され島民の皆様の期待も膨らんでいた事と察しております。 本番に向けて夏場は、北海道、長野、篠山と更に強化を積み上げるためチームの仲間や多くの応援者に支えられ一丸となって合宿を乗り越えました。 その間、練習パートナーの中心的存在の杉本宏樹は自分の体を張って田山の身体能力を最高に高める努力をしてくれました。 また、少しでも充実した練習にと、段取りに走ってくれた村上監督、小原コーチ、尾山先生、中村先生、三島メカニック、富永、吉田、楠本の3名のトレーナー、他多くのサポートスタッフのお陰で大きな怪我や故障を未然に防ぎ心を安定させながら肉体的・身体的に万全の仕上がりで本番の朝を迎えることができました。 廃部に伴う合宿所の引越し、練習環境の確保、活動資金の調達、心理面でのサポートなど多くの方にお世話になって私達は支えられ、この北京オリンピックに来れました。 私は、それを思うと目頭が熱くなり、その幸せを感じた時、今までに無い最高の思いをさせて頂きました。私にとっては、まさに心の金メダルを頂いた瞬間でした。 レース後、結果について、その原因が理解できない期間を過ごしておりました。 オリンピックや世界選手権のようなここ一番のレースで大きな力を発揮するためには、身体的・技術的な面の強化プラス精神的な部分の強化がもっと必要と感じました。 今後につきましては、移籍先(就職先)が決まっていない者もおります。当面は支援者、支援企業を探し、実業団として再びスタートできるよう頑張ります。 最後になりますが、情熱と誇りを持って戦えたのも日頃から応援していただける皆様の存在があったからです。そして宮古の中学生や多くの島民の方にも激励のお言葉を頂き、元気に毎日が過ごせました事、ご報告申し上げオリンピックの帯同報告ならびに感謝の気持ちといたします。 皆様、本当にありがとうございました。 タンディガ・タンディー チームブレイブ 監督 八尾彰一